毒キノコに気をつけよう   きのこ講習会

 

毒きのこによる食中毒を未然に防ごうと南魚沼市食品衛生協会(鈴木永男会長)は5日、南魚沼市六日町の南魚沼振興局で「きのこ講習会」を開いた。県では、9月から11月中旬まで「毒きのこ食中毒予防強化期間」と定め、毒きのこによる食中毒の予防を呼びかけている。

コロナの影響で3年ぶりに開かれた今回は、感染対策を図り午前と午後の2回に分けて各20人限定で行われた。会場には講師や関係者が準備した食べられるきのこと毒きのこが会場の中央に並べられ、「魚沼きのこの会」の中平隆政会長(69)が講演を行い、毒きのこと食べられるきのこの見分け方を伝授した。毎年、毒きのこを誤って食べ食中毒が発生していることから、参加者は、真剣な面持ちで講師の解説に聞き入っていた=写真=。

講習会に参加した同振興局林業振興課の河本麻美子さん(33)は「仕事で山に行くことが多く、きのこ採り方々に『これ食べられますか?』などと質問されることもあるので、まず自分自身が、きのこについて学ぼうと今日は、参加しました」と話していた。

毒きのこ、誤食の多いきのこの特徴について学ぼうと熱心に質問する参加者たち=5日、振興局講堂

最強の毒きのこドクツルタケや猛毒カエンタケなどの毒きのこも多数展示

高齢動物との暮らし方と災害時の避難方法を学ぶ

南魚沼動物愛護のつどい

動物愛護協会南魚沼支部(小宮山毅支部長)は23日、「動物愛護のつどい」を南魚沼市民会館で開き、地域の愛犬家、愛猫家ら約30人が参加した。コロナ禍で3年ぶりの開催となった今回は、長寿動物飼育功労者表彰式をはじめ六日町動物病院の小宮山毅医院長と県動物愛護センター主査、獣医師の齊藤健さんによる講話やクラリネット辻笑子さんとピアノ宇野真依さんのミニコンサートも行われた。

愛犬ジャム(ポメラニアン・16歳・メス)の飼い主、塩沢町の会田広美さんに小宮山支部長から表彰状が手渡される(=長寿動物飼育功労者表彰式)

家族の一員として暮す高齢の動物たちを表彰する「長寿動物飼育功労者表彰式」で、長寿犬35匹と長寿猫3匹が表彰された。この日、表彰式に出席した9人の長寿動物の飼い主(長寿動物飼育功労者)に小宮山支部長から、表彰状が手渡された。犬の部で表彰されたポメラニアンのジャム(16歳・メス)の飼い主、市内塩沢の動物看護師、会田広美さん(49)は「わが家にはもう1匹、ポメラニアン(7歳・メス)がいますが、この子(犬)たちは家族ですので、少しでも長く一緒に暮らせたらと思います」と話していた。

 

 

 

高齢動物との暮らし、災害時の避難方法について学ぶ(=小宮山医院長(上)と齊藤主査(下)による講話)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

引き続き行われた講話で、小宮山院長の「高齢ペットとの暮らし方」で、犬や猫も平均寿命が伸びたことから、日頃のペットの生活の中でちょっとした変化に注意が必要(老化や病気の兆候を早期発見)であるとし、老齢による病気やその治療実例などを紹介した。県動物愛護センター齊藤主査による「災害への備えと災害発生時の避難」では、災害発生時の飼い主の心得、避難方法や避難所でのトラブルを避けるためには普段から、ペットの健康管理や適切なしつけが大切とし、「ペットを守れるのは飼い主だけ」と呼びかけた。

クラリネット辻笑子さんとピアノ宇野真依さんの演奏に聞き入る参加者

オリジナル福袋「北信越Fe(てつ)袋」の発売

北越急行㈱では、北信越第三セクター鉄道5社(IRいしかわ鉄道株式会社、あいの風とやま鉄道株式会社、えちごトキめき鉄道株式会社、しなの鉄道株式会社及び当社)と連携してオリジナル福袋「北信越Fe(てつ)袋」を発売

北越急行株式会社https://hokuhoku.co.jp

佳作に南魚沼市水澤文江さん  越後湯沢全国童画展

佳作に選ばれた南魚沼市麓、水澤文江さんの作品「記念写真」(色画用紙・パステル)

長岡市で生まれ、晩年は湯沢町で暮らした川上四郎氏の偉業、功績をたたえる「越後湯沢全国童画展」の審査会が10日、湯沢町公民館で行われた。
今回は、全国から217人による作品284点の応募があり、豊口協さん(長岡造形大前理事長)、田村実さん(元福音館書店絵本編集長)による審査の結果、川上四郎記念大賞に、佐賀県の油彩作品「嵐が過ぎたなら光を見つけに行こう」が選ばれた。
県内からは23人の応募があり、最優秀賞に三条市の内山泰介さん。南魚沼市麓の水澤文江さん(58)が3回目の応募で、佳作に選ばれたほか4人が入賞入選した。湯沢町からも3人の応募(入賞入選者なし)があった。
入賞入選作品を展示する「第25回越後湯沢全国童画展」では、新型コロナウイルスの影響で初日に予定していた表彰式と作品鑑賞会は中止となったが、4月24日から5月3日まで、湯沢町公民館2階ホールで開催。時間は、午前9時から午後6時まで、入場無料。
問い合わせは、湯沢町公民館(電話025─784─2460)。

自ら織った塩沢紬で卒業アルバム

 

つむぎ記念館スタッフの指導を受けながら一生懸命に織る生徒たち

南魚沼市特別支援学校(北島豊校長)の3年生8人が25日、卒業アルバムの表紙にあしらう帯を製作しようと塩沢つむぎ記念館(南雲正則館長)を訪れた。
同校では2018年3月(29年度)から、卒業生に贈る卒業アルバムの表紙製作に塩沢つむぎ記念館が協力している。今年初めて、生徒自ら織った塩沢つむぎの帯を入れたアルバムにしようと機織りに挑戦した。
生徒たちはアルバムの帯に使う3色の糸を選び、同館スタッフの指導を受けながら幅が約4㌢、長さ20㌢の帯を完成させた=写真=。出来上がった帯は、夏塩沢の白生地に「夢を未来に繋ぐ」の願いを込めてデザインされた校章カラー(赤、青、黄)の1色を染め、生徒が織った塩沢紬の帯をマルト書店の田中玲子さん(54)が製本し、来年3月の卒業式に生徒に手渡される。
小野塚渉さん(18)は「校章を意識して青、赤、黄の糸を使って織った。足と手を連動させて織るのが難しかった」と話していた。
塩沢つむぎ記念館の南雲館長は「紬は『夢を紡ぐ、繋ぐ、繋がる』と言われており、伝統文化がアルバムという形で応援できるのはうれしい。私も完成が楽しみ」と話す。

夏塩沢(左)に校章カラーの1色を染め、生徒が織った塩沢紬の帯をあしらった表紙の完成イメージ(右上)

同校の誇りを引き継ぎ未来に向かい 八海高校閉科式

規模を縮小して開かれた八海高校閉科式=11月20日

南魚沼市の県立八海高校(笠井 兵彦校長)で20日、体育科・家庭福祉科の閉科式我行われた。
1969年に県立六日町女子高等学校として開校。95年に八海高等学校に改称し、男女共学となった。その後、家政科が閉科され体育科と福祉科に、14年に福祉科が家庭福祉科となる。2019年4月から、家庭福祉科の募集を停止し、普通科1学科となりスポーツ、福祉、普通、ビジネスのコースから選択。スポーツコースは1年生から、ほかの3コースは2年生から分かれる「4コース制」となった。
閉科式は、新型コロナウイルス感染症拡大防止から規模を縮小、来賓の林市長も欠席したほか生徒と同窓会、PTA、後援会の役員で行われた。
笠井校長は「体育科、家庭福祉科の皆さんにとって閉科は寂しいと思うが輝かしい歴史を引き継ぎ、本校で学んだ誇りをもって未来に引き継ぎ、力強く未来を切り開いてほしい」と式辞を述べ、卒業生4人による激励動画も披露され、スクリーンを通して全校生徒たちにエールを送った。
司会を務めた羽吹紗南さんは「とても緊張した。科がなくなるのは悲しいが今後は勉強に頑張る」と話し、生徒代表のことばを述べた体育科の牧野桃さんは「世界で活躍するアルペンスキー選手になる」。家庭福祉科の櫻井桃さんは「介護士になる夢に向かって頑張る」と意気込んでいた。

不法投棄は犯罪 不法投棄を見つけたらすぐに通報を

南魚沼市の市民生活部廃棄物対策課は17日、大木六地内(県道沢口塩沢線、細越峠付近)で不法投棄された廃棄物の撤去作業を行った。時折雨が降るなか、大木六の阿部正夫区長(68)と役員2人も応援に駆けつけ、市職員と合わせて10人が撤去作業にあたり、落ち葉や倒木、土の中から廃棄物を掘り起こし、ユニック車で吊り上げた=写真=。この日の撤去量は2㌧トラック3台と軽トラック1台分の約1㌧(廃タイヤ31本、冷蔵庫2台、洗濯機3台、テレビ1台、プリンター1台、そのほか農業用品や日用品など)を回収した。同地内では5月にも撤去作業を行っており、投棄場所として常態化している。廃棄物対策課によると、不法投棄の発生件数と撤去数量は平成30年度では48件、18㌧。令和元年度には58件で24㌧となっている。投棄場所は、林道、高速道路の側道や高架下・ボックス内、河川敷、水路、崖地などが特に多いという。廃棄物対策課の大内義和課長は「不法投棄は犯罪。不法投棄行為を見かけたら警察へ、不法投棄物を見つけたら廃棄物対策課へ連絡をしてほしい。今後も地域と連携して不法投棄の対応を強化し、防止対策に取組んで行きたい」と話している。

斜面下への不法投棄物はユニック車で吊り上げ約1㌧を回収=16日、大木六地内(県道沢口塩沢線、細越峠付近)