南魚沼市薮神地区地域づくり協議会は、中高生を講師に迎え「シニア・スマホ教室」を開いた。

近年、スマートフォンの普及率が高まり、シニア層にも広まり、2024年には普及率が97%に達していると言われている。また、日常生活においても、その必要性も高まっている。しかし、操作方法や機能に不慣れなシニア層も多い。そこで、同協議会「まほろば」の事務局長、山田勝さん(69)は「スマホが得意な若者を講師に、高齢者もスマホを使いこなせるようになれば便利な日常生活も送れる。また、地域の高齢者と若者が交流を深められる良い機会になる」と考え、「シニア・スマホ教室」を企画。さっそく、地域内の中高生を対象に講師を募集したところ今回、中学生から21歳までの6人が講師として参加。9人のシニア受講生に今回のテーマ「ラインが利用できるまで」をマンツーマンで指導を行った=写真=。南魚沼市九日町の関唯水さん(16)、七菜さん(15)は姉妹で講師として参加。唯水さんは「普段、高齢の方とお話をする機会はあまりないが、今日は講師で参加させていただいたが逆にいろいろなお話を聞くこともできて私も勉強になった」と話していた。また、受講生で参加した一村尾の井上隆夫さん(79)は「スマホの基本、機能まで親切に教えてもらったので良かったし、ためになった。若い人たちとも話ができて楽しかったし、これは本当に良い企画だったと思う」と満足顔だった。


(雪国新聞 3月28日掲載)