塩沢商工高の生徒が考案した本気丼メニューを採用 割烹にし川
南魚沼産コシヒカリのブランド力向上と消費拡大を目的とした「南魚沼、本気丼」キャンペーンも今年で9年目。今年は「秋マジ」(10月1日〜12月5日)と「冬マジ」の2部制で開催。12月16日から、18店舗20丼が参加して第2弾「冬マジ」が始まった。「冬マジ」では、塩沢商工高校の生徒らが考案したメニュー「大きな一口 丼丼おたべ丼(どんどんおたべどん)」が牧之通りの割烹「にし川」の本気丼「冬マジ」メニューに採用された。割烹にし川の常連客である同校商業科の富樫友和教諭(57)が「商品開発と流通の授業で、生徒たちが考案したメニューを商品化し、市場に流通させることの喜び、達成感を体験することで生徒の自己肯定感を高め、将来的には起業家への一歩としてもらいたい」との思いを店主に相談したことがきっかけとなりで実現したもの。生徒11人は、約4カ月かけて、店主の西川英雄さん(60)と打ち合わせや試作を重ね、鶏のササミ、油淋鶏と野菜にビーフシチューが絡まったボリュームたっぷりのヘルシーな丼が完成した。商業科2年の志太多聞さんと内山莉桜菜さんは「みんなで協力して完成した丼なので、大きなひと口で皆さんにどんどん食べてほしい」。また、「大きな一口『丼丼おたべ丼』」と命名した、阿部澪さんは「お腹を減らしたお客さんたちが今、食べていることさえ忘れてしまうほどおいしい丼を大きな口で食べてほしいとの思いを込めて命名した」と話している。
(雪国新聞 12月22日掲載)