南魚沼動物愛護のつどい
動物愛護協会南魚沼支部(小宮山毅支部長)は23日、「動物愛護のつどい」を南魚沼市民会館で開き、地域の愛犬家、愛猫家ら約30人が参加した。コロナ禍で3年ぶりの開催となった今回は、長寿動物飼育功労者表彰式をはじめ六日町動物病院の小宮山毅医院長と県動物愛護センター主査、獣医師の齊藤健さんによる講話やクラリネット辻笑子さんとピアノ宇野真依さんのミニコンサートも行われた。
家族の一員として暮す高齢の動物たちを表彰する「長寿動物飼育功労者表彰式」で、長寿犬35匹と長寿猫3匹が表彰された。この日、表彰式に出席した9人の長寿動物の飼い主(長寿動物飼育功労者)に小宮山支部長から、表彰状が手渡された。犬の部で表彰されたポメラニアンのジャム(16歳・メス)の飼い主、市内塩沢の動物看護師、会田広美さん(49)は「わが家にはもう1匹、ポメラニアン(7歳・メス)がいますが、この子(犬)たちは家族ですので、少しでも長く一緒に暮らせたらと思います」と話していた。
引き続き行われた講話で、小宮山院長の「高齢ペットとの暮らし方」で、犬や猫も平均寿命が伸びたことから、日頃のペットの生活の中でちょっとした変化に注意が必要(老化や病気の兆候を早期発見)であるとし、老齢による病気やその治療実例などを紹介した。県動物愛護センター齊藤主査による「災害への備えと災害発生時の避難」では、災害発生時の飼い主の心得、避難方法や避難所でのトラブルを避けるためには普段から、ペットの健康管理や適切なしつけが大切とし、「ペットを守れるのは飼い主だけ」と呼びかけた。