日々のスマホどうしたらいいの?解決を応援「シニア・スマホ教室」 薮神地域コミュニティセンターまほろば

南魚沼市薮神地区地域づくり協議会は、中高生を講師に迎え「シニア・スマホ教室」を開いた。

中高生を講師に迎え「シニア・スマホ教室」=23日、薮神地域コミュニティセンター「まほろば」

近年、スマートフォンの普及率が高まり、シニア層にも広まり、2024年には普及率が97%に達していると言われている。また、日常生活においても、その必要性も高まっている。しかし、操作方法や機能に不慣れなシニア層も多い。そこで、同協議会「まほろば」の事務局長、山田勝さん(69)は「スマホが得意な若者を講師に、高齢者もスマホを使いこなせるようになれば便利な日常生活も送れる。また、地域の高齢者と若者が交流を深められる良い機会になる」と考え、「シニア・スマホ教室」を企画。さっそく、地域内の中高生を対象に講師を募集したところ今回、中学生から21歳までの6人が講師として参加。9人のシニア受講生に今回のテーマ「ラインが利用できるまで」をマンツーマンで指導を行った=写真=。南魚沼市九日町の関唯水さん(16)、七菜さん(15)は姉妹で講師として参加。唯水さんは「普段、高齢の方とお話をする機会はあまりないが、今日は講師で参加させていただいたが逆にいろいろなお話を聞くこともできて私も勉強になった」と話していた。また、受講生で参加した一村尾の井上隆夫さん(79)は「スマホの基本、機能まで親切に教えてもらったので良かったし、ためになった。若い人たちとも話ができて楽しかったし、これは本当に良い企画だったと思う」と満足顔だった。

講師を務めた一村尾の斉藤優希奈さん(21)の応援に駆けつけた父、克久さん(52)も講師として参加
井上隆夫さん(79)、小幡久斗さん(69)。講師を務めた関唯水さん(16)、七菜さん(15)=写真左から=

(雪国新聞 3月28日掲載)

歌う楽しさ喜びを歌声にのせて 春をよぶミニコンサート 南魚沼市少年少女合唱団

南魚沼市少年少女合唱団が22日、南魚沼市民会館多目的ホールで「春をよぶミニコンサート」を開催した。「歌うことの楽しさハーモニーのすばらしさを体感してほしい」と開催された同コンサートは、メンバー最年長の松舟里帆さんがMCを務め、同合唱団のOGで、現在は指導にもあたる松田千絵里さんのピアノ伴奏でメンバー11人が、オープニング「ハローハロー」、春を呼ぶ歌「どこかで春が」ほか、エンデイング「歌よありがとう」ほか16曲、指導にあたる鈴木規子さん(61)が「花の街」を披露し、約60人の来場者を魅了した。

南魚沼市少年少女合唱団 のメンバー11人が春をよぶ歌声を披露=22日、南魚沼市民会館多目的ホール

今回が最後のコンサート出演でMCを務めた松舟里帆さん(19)は「MCは緊張した。4月から大学生になり、地元を離れ、合唱団の仲間ともお別れしなければならないのでとても寂しい。約10年間の活動や経験を今後の人生に活かし、頑張りたい」と話していた。

同合唱団を指導する鈴木規子さんが「花の街」を熱唱し、来場者を魅了
「どこかに春が」の歌声とともに来場者に花をプレゼント

南魚沼市少年少女合唱団では、南魚沼市・魚沼市・湯沢町の小学3年生~中学3年生(小学校低学年、高校生も応談可)を対象に「令和7年度新団員募集中」。練習は、市民会館リハーサル室、中央公民館実習室で土曜日(月3回程度)、午前9時30分~11時30分。新年度の練習開始は、4月12日(土)午前10時〜、団費は、年10000円。申し込み締め切りは、3月24日(月)(年度途中からでも入団可)。問い合わせは、社会教育課生涯学習係、電話773−6610。

今年度で退団の松舟里帆さん(写真右)に花束が贈られ、別れを惜しみ思わず涙ぐむ松舟さんと後輩団員

(雪国新聞 3月28日掲載)

児童と地域住民ら100人が交流 後山小学校オープンスクール

学区に関係なく市内全域から就学できる特認校の南魚沼市市野江乙の後山小学校(江口範文校長・生徒数13人)で2日、オープンスクール「雪まつり」が行われた。前半は、雪が降り積もったグラウンドで「スノーフェスティバル」が行われ、宝探しや積み上げられた雪山からソリで一気に滑り、その距離を競うゲームなどで盛り上がり、子供たちの元気な声援が雪のグラウンドに響き渡った。

ソリで一気に滑り、その距離の長さを競うゲームで転倒する参加者も続出=2日、後山小学校グラウンド

その後、会場を体育館に移し、同校で書道の指導にあたっている南魚沼市雷土新田の書家、和田芳山さん(75)のアドバイスで大きな紙に「春」「楽」など各児童が好きな一文字を書いたり、和田さんが巨大書パフォーマンスも披露した。自分の好きな一文字で「巳」を書いた5年生の青木健心さん(11)は「今日は、外では開会式の司会もしたし、自分の好きな文字を書く時に、自分の生まれた巳年の『巳』を書いた。自分で餅をつき、つきたての餅も美味しかったし、今日は、とても楽しかった」と満足顔だった。また、今年も児童と保護者、明るい村づくりの会や学校運営協議会など市内からも駆けつけた約100人が参加。餅つき大会、お菓子まきなども行われ、つきたての餅、豚汁に舌鼓を打ちながら談笑を楽しみながら交流を深めた。

好きな一文字を書いて披露した児童、保護者と巨大書パフォーマンスを披露した和田芳山さん

学校運営協議委員の水落孝次郎さん(66)は「今日は私自身、童心に返ったようでとても楽しかった。少数生徒の後山小だが、学校と保護者と地域住民の密接さが濃くて素晴らしい地域です。市内坂戸から子供さんを通わせているお母さんの話ですが『毎日の送り迎えは大変。でも、親同士のお付き合いがとても楽しいし、子供がここに通い始めてからは、目つきも変わり、ここに通わせて本当に良かった』と話していました。私も、子供たちは環境が育てる。ここは、そんな学べる集落、学校なんだなぁと実感しました」と話していた。

児童、保護者、地域住民ら参加者全員で餅つき大会、お菓子まきで盛り上がる

 

 

 

 

(雪国新聞 3月21日掲載)

 

まもなく南魚沼に春が 大里一宮神社農具市

 

豪雪の影響で多くの雪が残る大里一宮神社

南魚沼市大里の一宮神社で8日、「大里一宮神社春季大祭」が開催された。南魚沼に春の訪れを告げる風物詩は「農具市」と呼ばれ毎年、3月12日に開催してきたが今年から、3月の第2土曜日の開催となった。江戸時代から、百姓の神、農作の神として信仰を集め五穀豊穣を祈願するために近隣農民が参拝の際に持ち寄った農作物や農具を物々交換のような形で売買するようになったといわれている。市が盛んになった明治以降には農具などを販売する露店が100軒以上も出店したという。しかし近年は、農具類を販売する露店は時代とともに減少し、飲食、植木、工芸品などの露店が多く出店するようになった。

宮司、祭礼役員らが参拝者や買い物客でにぎわう参道を通って神事が行われる神社奥殿へ(8日、南魚沼市大里一宮神社)
長年、ザル、カゴ、カサなどを販売している小千谷市の星野輝二さん
神社周辺に並ぶ露店は多くの家族連れでにぎわう

この日は、境内やその周辺に33店の露店が出店。神社境内には1968年から、ザル、カゴ、カサなどを販売している小千谷市船岡の荒物屋いなばやの星野輝二さん(74)が今年も出店。星野さんは「売っている品物は在庫品で、これらが無くなれば、もう作る人がいないので販売は続けられないし、私自身も最近は病気がちだし、あと何年つづけられるかなぁ」と話していた=写真=。地元をはじめ県内外からの参拝者や買い物客のほか写真愛好家や観光客も訪れ、春を告げる魚沼の風物詩を撮影しようと盛んにシャッターを切る姿が見られた。南魚沼市大木六の荒川茉美子さん(38)は「南魚沼の出身ではない私は、近くに住んでいながら今日初めて、次男の怜慈(4)と来ました。この周辺には昔からの伝統行事やお祭りのほか自然も豊かで素晴らしいところであることを再認識しました」と話していた。

(雪国新聞 3月14日掲載)

 

 

 

(雪国新聞 3月7日掲載)

手作り衣装やひなかざりでひなまつり 南魚沼市立舞子保育園

キリン組6人のおひなさまが「うれしいひなまつり」を披露=3日、舞子保育園

南魚沼市仙石の舞子保育園(種村佐知子園長・園児55人)で3日、「ひなまつり会」が行われた。この日は、園児51人が参加し、最初に「ひなまつりクイズ」が行われ、「どこの国で始まったか?」と保育士の質問に「中国!」と元気に答えた園児には拍手が送られ、ひなまつりの由来などの解説に園児たちは耳を傾けていた。また、ステージにおひなさまの衣装で6人のキリン組(年長)さんが登場。「うれしいひなまつり」にあわせて踊りを披露した=写真=。引き続き、園児全員による「お楽しみゲーム」がはじまると、祭りはさらに盛り上がり、ぬいぐるみをお内裏様、お雛様に見立て、各クラス別にリレー形式でひし餅、桃の花、ひなあられ、びょうぶ、ぼんぼりをステージに運び、ひな飾りを完成させた。これら、踊りの衣装やゲームに使った飾りなどは保育士の手作りによるもの。種村佐知子園長(51)は「衣装やひな飾りは保育士が園児に喜んでもらおうと一生懸命作った。毎年、この時期に「ひなまつり会」を行い、子どもたちに日本の伝統文化にふれてもらい、女の子も男の子もみんなが元気に明るく過ごせるよう、願いを込めてお祝いをしている」と話していた。

クラス別、リレー形式でひし餅、桃の花、ひなあられ、びょうぶ、ぼんぼりをステージに運び、「みんなでひなかざりを完成させよう」ゲームで盛り上がる

(雪国新聞 3月14日掲載)

豪雪の辻又集落に60人が参加 辻又雪まつり

雪遊びを満喫し、ろうそくに火を灯して幻想的な世界を楽しむ=22日

住民が減少し、現在は13世帯29人の南魚沼市の辻又集落で22日、23日の2日間、辻又多目的センター(旧辻又小学校)で「辻又雪まつり」が行われた。

集落住民と長年にわたり交流を行っている専修大学生をはじめ今回から、青山学院、国際大学の学生らも参加。専修大学生と辻又住民との交流は、県が募集した「大学生の力を活かした集落活性化事業」をきっかけに2014年から、専修大学経営学部の森本祥一教授(49)と同教授のゼミ生らと地元住民の交流が始まり、森本教授と学生たちは田植えや稲刈り、祭りなどにも参加してきた。この交流を通して森本教授や学生が辻又産のコシヒカリの美味さに魅せられ「おいしい辻又の米に付加価値を付けて高く売れば地域の活性化につながる」と考え、「ほたしずく」と名づけたブランド米やほたしずくを使った「玄米ベーグル」などを首都圏のイベントなどで販売して好評となっている。

今年は新たに国際大の学生6人も参加。 マリア・ヒルニャクさん(21・ウクライナ)は「国では、戦争がまだ終わらない。私は、日本で国際政治・経済分析の仕事をしたい」と語る(左から6人目)

雪まつりには、専修大「森本ゼミ生」の13人や昨年から、森本教授が、青山学院大コミュニティ人間科学部の教授を務めていることから今年は、青山学院大学生6人も参加。さらに、2日目の交流会には地元の国際大学生6人や集落の住民。さらに、辻又地区活性を応援するボランティア「辻又プロジェクトチーム(仮称)」も駆けつけ、約60人が参加した。22日、時折激しく雪が降る辻又多目的センター脇の広場(元グラウンド)で、スノーシュー体験ほか雪遊びを満喫したり雪像や雪灯篭を作り、日が落ちると雪灯籠のローソクに火を灯して幻想的な世界を楽しんだ。

お菓子まき、餅つき大会で盛り上がる=23日
専修大「森本ゼミ」の学生が作成した、近隣地域のおすすめスポットを紹介する「つじまっぷ」

2日目の23日は、お菓子まきや餅つきなどを楽しみ、つきたての餅と具沢山の味噌汁に舌鼓を打ちながら交流を深めた。青山学院大1年の宮川唯さん、渡邊彩永さんは「餅つきが楽しかった。でも、こんなに雪が降るところは初めて来ました。遊びに来るのは良いけど、豪雪地に住む辻又の皆さんは大変だなぁと思った。私たちには無理かも」と話していた。また、専修大学「森本ゼミ」の学生が作成した、近隣地域のおすすめスポットをまとめた「つじまっぷ」を配布。中原稜平ゼミ長は「私が最後のゼミ長となりますが、活動を通してこれまでお世話になった辻又地域の魅力が手に取った人々に伝わればと思う」と話していた。「つじまっぷ」は、市内浦佐の八色の森公園ほか、学生たちと交流がある居酒屋一坊ほか市内の施設や店頭などで配布を予定。森本祥一教授は「私は、青山学院に移ったが、今後も地域実習の授業やボランティア学生たちと共に今まで同様、活動を継続し、少しでもこの地域の皆様のお役に立てればと思っている」と話していた。

(雪国新聞 3月7日掲載)

園児の猛攻で鬼退散 三用保育園で豆まき

南魚沼市前原町の南魚沼市立三用保育園(園児41人、水澤弘美園長)で節分の豆まきが行われた。

新聞紙の豆で、勇気を出して鬼に立ち向かう。思わず泣いてしまう園児も=2月3日、南魚沼市三用保育園

消費者庁が、かたい豆はのどに詰まって窒息するおそれがあるとして、5歳以下の子どもには食べさせないように注意を呼びかけていることから、同園でも、新聞紙をまるめて作った豆を使用して行われた。豆まき会開始前には、園長が「せめて香りだけでも」と本来の豆まきに使う大豆をホットプレートで炒り始めると集まった園児たちは「あ〜、いいにおい。食べたいなぁ」と感激。その後、豆まき会のために園児が作ったお面をつけてホールに集まり「豆まき」「オニのまつり」を歌い踊って盛り上がり、各クラスに戻った園児の前に突然、鬼が姿を現すと、園児たちは新聞紙をまるめて作った豆を掛け声と共に投げつけ、ホールに追い詰められた鬼は、全園児の猛攻撃で玄関から退散した。駒形弥英さん(6)は「鬼は怖かったが、勇気を出して頑張ったので鬼を追い出せて良かった」と話していた。すると今度は「福の神」登場。園児一人一人に、おやつが配られると園児たちは満面の笑みで「ありがとう」と応えていた。

園長の水澤弘美さん(52)は「今日は、みんなで元気に楽しく豆まきを行う事ができた。これで、子供たちの体や心のなかにいる悪い鬼が追い出せたので、これからは健康で健やかに過ごせると思う」と笑顔で話していた。

せめて香りだけでも

鬼退治の後は、福の神(園長)がごほうびを持って登場!

(雪国新聞 2月14日掲載)

 

 

 

(雪国新聞 2月21日掲載)

 

 

(雪国新聞 2月7日掲載)

辻又住民みんなで斉の神

2月22日・23日に雪まつりも開催

地区住民や応援に駆けつけた市民たち=1月12日、辻又多目的センター

現在、14世帯の集落、南魚沼市の辻又地区(山田悦夫区長)で12日、集落住民ほか約30人が参加して「斉の神」が行われ、同集落と辻又明るい村づくりの役員らが刈り取り保存していた藁や萱を積み上げた斉の神に、年女である南魚沼市九日町の藤崎葉さん(47)が点火。いきよい良く燃え上がる炎を見守りながら五穀豊穣無病息災などを願った=写真=。斉の神に点火した藤崎さんは、元南魚沼市地域おこし協力隊の足立知彦さんの活動を手伝うために約6年前、新潟市から南魚沼市九日町に移住、現在も辻又地域活性のために活動を行っている。藤崎さんは「今後も、私の大好きな辻又地区のために少しでもお役に立てれば」と笑顔で話していた。

また、2月22日、23日に「辻又雪まつり」が開かれる。同日は、専修大と青山学院の学生らが同地区を訪れ、雪像造りや体育館内にて地域住民らと交流会が行われる。

この大学生と辻又住民との交流は県が募集した「大学生の力を活かした集落活性化事業」をきっかけに2014年から、専修大学経営学部の森本祥一教授と同教授のゼミ生らと地元住民の交流が始まり、森本教授や学生たちは田植えや稲刈り、祭りなどにも参加してきた。この交流を通して森本教授や学生が辻又産のコシヒカリの美味さに魅せられ「おいしい辻又の米に付加価値を付けて高く売れば地域の活性化につながる」と考え、「ほたしずく」と名づけたブランド米やほたしずくを使った「玄米ベーグル」などを首都圏のイベントなどで販売して好評となっている。2月22日、23日の「辻又雪まつり」には、専修大生ほか昨年から、森本教授が青山学院大コミュニティ人間科学部の教授を務めていることから青山学院大の学生も参加する。なお現在、辻又地区活性を応援する市民有志らが、地元にある国際大学生の参加実現をはじめ「関係人口」の増加に取り組んでいる。

今年の年女、藤崎葉さんが点火すると勢いよく燃え上がる斉の神

 

 

(雪国新聞 1月24日掲載)

 

 

 

 

(雪国新聞 2025年1月10日掲載)

(雪国新聞 12月20日掲載)

 

 

(雪国新聞 12月6日掲載)