連載コラム 2018


1964 年生まれ、南魚沼市六日町田中町(万盛庵本店)。 04 年までフジノライン㈱フィールドスタッフ、 99 年より魚沼よみうりに「フライフィッシングよもやまばなし」を連載中。★越後国南魚沼万盛庵 http://www.mansean.com/


フライフィッシングよもやまばなし 


南魚沼市関。 Photographer 、㈲センス印刷代表取締役、 Media Bahn 代表、 NPP 新潟県写真家協会会員


 写真は楽しく



小宮山毅(こみやま たけし):1962 年生まれ、南魚沼市岩崎。六日町動物病院長(南魚沼市美佐島)


マダニ注意報

 桜の美しい時期はあっという間に過ぎて、これからは新緑の美しい季節になり、元気よく草花が成長してきます。愛犬が散歩に出る機会も多くなり道端の草むらに入り込むこともあると思います。今年もダニを付けてきたワンちゃんの第1号が来院しました。ダニは色々な感染症を媒介する可能性があり、ここ数年来、ダニによる健康被害の報告が人でも動物でも多く報告されているようです。
 野外にいるダニはマダニと呼ばれ、フタトゲチマダニ、ヤマトマダニなど約20種類が知られています。マダニは動物にも人にも様々な病気を媒介する厄介な存在です。動物では大量寄生・吸血による貧血、バベシア病やQ熱などの病気を媒介します。厚労省によると人でダニが媒介する感染症として回帰熱、ダニ媒介脳炎、日本紅斑熱、ツツガムシ病、ライム病、重症熱性血小板減少症(SFTS)が国内で確認されているようです。
 特に近年はSFTSが話題になっています。人に対してはその高い死亡率(約20%)に注目が集まりました。つい最近までこの病気になるのは人だけだと考えられていました。しかし、犬や猫においてもSFTSウイルスによる発症が報告され、さらにその犬や猫から人へ感染したことが報告されて、われわれ獣医師は本当に衝撃を受けました。春から秋にかけて犬や猫が体にダニを付けて来院することは本当によくあることですので、来院する動物に病気発症の可能性があって、また人にも感染発症することがごく身近に考えられるのです。
 感染した動物は発熱、白血球減少、血小板減少、肝酵素上昇などがみられます。診断は血液の抗体検査や遺伝子検査などによるため容易でなく、治療も対症療法が主で確実な治療は難しいのが現状のようです。現在は西日本での報告ですが、SFTSに感染しないためには動物や人がダニと接触する機会を出来るだけ減らすことが必要です。人が草むらに入る際には長袖シャツなどで出来るだけ肌を出さない、犬や猫ではダニの駆除薬を積極的に使った予防が大切です。蚊が媒介するフィラリア症は今では犬の飼主さんは勿論、猫の飼主さんにも予防が浸透してきました。これからはダニに対する予防もこの病気が『動物から人へと感染する』という観点から、より重要視する必要があります。可愛いペットたちと安心して触れ合えるよう予防に取り組みましょう。

桜の下で。ニコ、9歳



神保貴雄(じんぼ たかお): 1980 5 月生まれ、 3 児の父。南魚沼市六日町。
「ジンボブログ」もよろしく!( http://jinbotakao.com/


BAKAのひとつ覚え㉖・6月15日号

〜第三回ウエスギカゲカップを開催いたしました〜

 いつも御RUNいただきまして、ありがとうございます。六月に入り山もすっかり緑になり、カエルの大合唱が子守歌になる季節がやって参りました。ランナーにとっても雨さえ降らなければ、暑くもなく走りやすい日が続きますね。
 さて、そんな六月の頭に坂戸山の麓で、あるイベントを開催しましたのでご報告させていただきます。実は僕はRUNBAKA以外にも「坂戸山ラ部」という坂戸山を愛するメンバーを集めたグループにも所属しています。毎月一度、そのメンバーや坂戸山に登ってみたい!という方々を募って坂戸山を登るイベントも開催したりもしています。
 その延長線上で昨年ついに坂戸山山麓を周回する「ウエスギカゲカップ」というリレーマラソンイベントを開催させていただきました。1チーム3名で2㎞ほどのコースを周回し、タスキを繋いでいくというルールです。3時間耐久でより周回数が多いチームが豪華賞品をGETできるということもあり、参加者みなさん山で血眼状態(笑)。
 今回で3回目の大会になるのですが、コースや会場の変更などもあり、準備等々大変でした。が、たくさんのボランティアスタッフに囲まれ大成功にてイベントを終えることができました。当日は新潟市や三条市などからも選手として参加いただいたり、こどもの部にはたくさんのキッズたちに走ってもらったりと、その有志をまぶたに焼き付けることができました。坂戸山山麓が南魚沼で一番熱い一日でしたね!ありがとうございました。
 8月11日にも、八色の森公園にて同じようなイベントをRUNBAAK主催で開催しますので、予定を空けて待っていてもらえれば嬉しいでございま〜す。
 

親愛なるボランティアスタッフのみなさまと「お山」のポーズ!


 

BAKAのひとつ覚え㉔・4月15日号
 〜冬の忘れ物を220㎏拾いましたて〜

 いつも御RUNいただきまして、ありがとうございます。雪国にもようやく温かい風が吹くようになりました。それにしても今年の春は早かったですね〜。日本人初の100㍍「9秒台」を叩き出した桐生祥秀選手より早かったのではないでしょうか?
 はてさて春一発目のランバカのイベントと言えば「ゴミュニティー」と呼んでいるゴミ拾い活動が恒例になっています。普段、走っているコースを感謝の気持ちを込めてゴミ拾い。六日町大橋の下の河川敷に大人27名、こども9名が大集合しました。このたびは4班に分かれ六日町内をクリーン大作戦。僕の担当は魚野川の河川敷を六日町小学校に向かって上っていくコースでした。
 雪解け直後は道端の雑草もまだ伸びてないので、ゴミがやたらと目立つんですよね〜。45ℓのゴミ袋があっという間にいっぱいに。1カ所、不法投棄の温床になっているところがあり、そこに時間をとられてあっ!という間の2時間。一番、重たいゴミは「漬物用のおもし」でした(笑)。
 集めたゴミはそのままでは捨てられません。しっかりと可燃ゴミと不燃ゴミに仕分けをしなければいけません。もういちどゴミ袋をひっくり返していきます。こんな作業も大人数で楽しくすればあっという間。最後にご褒美のおやつをこどもたちに渡して無事にゴミュニティー終了!
 おかげさまで、ケガや事故などのトラブルなく終えることができました。可燃ゴミが120㎏、不燃ゴミが100㎏。これでもかなりの量ですが、もう少し人手がいると助かります。次回は秋開催になりますので、力を貸していただければと思いま〜す。

220㎏のゴミを乗せた軽トラとハイチーズ


BAKAのひとつ覚え㉓・3月15日号
〜冬の忘れ物を220㎏拾いましたて〜

出陣前、このあとボロボロになるとも知らず


 いつも御RUNいただきまして、ありがとうございます。温かい風も吹くようになり、南魚沼にも春の気配を感じる今日この頃……いかがお過ごしでしょうか?温かくなったとはいえ、まだまだ油断はできませんね。ということで、家内安全・無病息災を祈願して、あのお祭りに参加しました。
 南魚沼の3月のお祭りと言えば「浦佐毘沙門堂裸押合大祭」ですよね。お恥ずかしい話、この南魚沼に生を受け37年間、一度たりとも参加したことがありませんでした。いつかは…いつかは…と思って「いつかの裸押合祭り」に(笑)。神保が裸で押し合う日がやってくるとは…。
 RUNBAKAの小川と高野宗一郎の地元が大和地域ということもあり、いろいろと面倒してもらい感謝感激。決戦の時まで、友人たちとしこたま祝い酒をあおり、テンションを高め集中(笑)。午後7時…決戦の時。時間に合わせて皆で協力しあいながら戦闘服に着替えます。上半身にさらしを巻き、下は半タコ。足元は足袋にわらじ。頭のハチマキをギュッと締めて表に出ました。お酒のせいなのかお祭りのせいなのか、それほど寒さは感じません。体に溶けたロウソクの蠟を塗りたくり暖をとります。まずは「うがい鉢」といわれるキンキンに冷えた水桶に飛び込み身を清めます。そのあと本堂に入り毘沙門天をめがけて押し合うのですが……これがなかなかすごい!写真などで見たことがある方も多いと思いますが、見るのと入るのとではまさに天国と地獄。四方八方から男たちの熱気と怒号と汗が襲いかかってきます。正直、僕はあんまり得意じゃないので早めに戦線離脱してしまったのですが(笑)。
 すごく貴重な経験をさせていただきました。これでやっと南魚沼の男になれた気がします。ブログにも詳しく書きましたし、迫力ある写真も載せてありますので「ジンボブログ」で検索してくださいませ!

BAKAのひとつ覚え㉕・5月15日号

〜南魚沼グルメマラソンのコース…温めておきましたよ〜

 いつも御RUNいただきまして、ありがとうございます。今年は例年に比べ早めの雪消えでしたが、それからお天気がいい日がなかなか続きませんね。このまま梅雨に入ってしまわないか心配しています。梅雨と言えば「6月」ですよね。南魚沼で6月と言えば忘れてはいけないイベントが!そう浦佐の八色の森公園で開催される『南魚沼グルメマラソン』です。今年9回目の開催となります。
 5月10日にグルメマラソンの公式試走会に参加してきましたので、ご報告させていただきます。試走というのは実際にコースを走って危ないとことがないか、距離が変わっているところがないか、などを確認しながらコースを点検しながら走ることを言います。RUNBAKAは毎年、グルメマラソンのプロデューサーの福田六花さんのご指名を受けて一緒に試走をさせていただくのが通例となっております。
 試走当日は朝から冷たい雨が…。8時半のスタートに合わせてRUNBAKAから6名と福田六花さん、グルメマラソンの実行員長さんとご近所の女性ランナーさんの総勢9名で21㎞のハーフマラソンのコースを走りました。こういう地道な努力があるからこそ、安心してランナーが大会を楽しむことができるんだな〜そんなことを考えながら走りきりました。ということで、これを読んでいるランナーのみなさま!今年のグルメマラソンも準備万端いつでもいけるようにコースを温めておきましたよ!走らないあなたは応援ぜひよろしくお願いいたします。


樋口尚人(ひぐち なおと):1962 年生まれ、南魚沼市八幡。駒澤大学文学部国文科卒、(有) 樋口鉄工所専務。元北辰小、六日町中 PTA 会長。六日町地区育成会会長。


筆は幸いのモト!・5月15日号

 昨年の夏、給湯ボイラーが壊れ、続けて私自身が壊れ、両方とも緊急を要するのですぐに修理をしたのですが、その後リビングのエアコンが動かなくなったことについては諸般の事情により対応を1年先送りにして、今年に入って夏日が連続した先日、新しいものと取り替えていただいたので「暑い夏ももう大丈夫」と胸をなでおろしていたのに、このゴールデンウィークは気温が上がらず、朝晩の寒さに思わず新しいエアコンの暖房機能を使ってしまって、この歳になっても先を見通すのは難しいものだと妙な感慨にふける樋口です。今までのエアコンは冷房専用だったので、こういう使い方が出来なかったんです。秋と春の肌寒い日には便利ですね。あれ?我が家の文明は世間様より数十年遅れているのかな…。
 5月3日、市民会館で成人式が行われ平成9年生まれの次男も式典に参加し皆様にお祝いしていただきました。近年は親も一緒に会場に行くのが主流となっているようですが、我が家は長男の時いかなかったので公平を期すために参加しませんでした。でもこのご時世SNSで様々な情報が入り、なんとなく雰囲気がわかりました。ありがたいことです。私たちの頃は8月のお盆に式典があったのですでに21歳になっていた人も多く、暑さのため晴れ着を着ることもなく、今一つ盛り上がりに欠けていたような気がしますが、次男の様子を見ているとなんだかとても楽しそうで、5月開催をうらやましく感じました。私もゴールデンウィーク中に同級生と久々の再会を果たす機会があり、同じ時を同じ場所で過ごした者だけが持つ思い出や経験の大切さを実感しました。新成人の皆さんも今回の再開を機に、よりその繋がりを強くしてもらいたいものだと思っています。なお、酒の飲みすぎにはくれぐれも注意しましょう…。これも実感。

自分を見つけるのに一苦労です。

 

 

筆は幸いのモト!・4月15日号

 樋口屋敷の消雪配管が片づけられ、大庭園の木々の雪囲いも外され、高級車の普通タイヤへの交換も済み、就寝時に装着していた毛糸の帽子もきれいに洗ってタンスにしまわれ、春の訪れを実感するとともに、見え見えの誇張表現に自己嫌悪を覚えている気の小さい男、樋口です。なにしろ毛糸の帽子の洗濯以外は全部自分一人でやりました。その程度です。それはそれとして、毎年のことながら雪が消え、花が咲き、緑が芽吹くこの季節は私のようなおっさんでも心が浮き立ちます。花粉症の皆様、ごめんなさい。
 魚沼よみうりのお正月号でご紹介した通り、この3月に我がお気楽デコボコ夫婦は結婚25周年を迎えました。去年あたりから2人の息子たちに、それとなくというかあからさまに「25年だなあ…」「銀婚式だなあ…」「子どもたちは祝ってくれるかなあ…」とプレッシャーをかけ続けていたところ、3月中旬に長男から、鬼怒川温泉行の鉄道チケットが送られてきました。子どもたちが温泉旅行に連れて行ってくれるなんて…こちらから求めていたとはいえ夫婦は狂喜乱舞です。
 当日、大宮駅で落ち合ってそこからは家族4人で久しぶりの珍道中です。美味しい食事とお酒を堪能し、温泉に何度も入り、卓球をし、東武ワールドスクエアで世界一周気分を味わい、お土産を買い、たくさんしゃべってたくさん笑った2日間でした。ホテルの予約、支払いも彼らにおまかせ。兄弟間での出資割合など細かいことは極力聞かないようにして、子どもたちの気持ちに甘えさせてもらいました。これから銀婚式を迎えるご夫婦の皆様、子どもへのプレッシャーは大切です!
 4月になり、様々なことが新しく動き始めました。継続していることもこの機会に一度初心に戻りフレッシュな気分で臨みたいものです。今年度もよろしくお願いします。

本来我々夫婦が座るべきではないか?


筆は幸いのモト!3月15日号

記念すべき第1回出演者。20歳と19歳になってるはずです。


 平昌冬季オリンピックでは、カーリング女子日本代表の「そだね〜」「どうだい?」にデレデレし、スピードスケート女子がゴール後にレースウェアのファスナーを下げる瞬間にドキドキし、フィギュアスケートアイスダンスでは女子の衣装がはだけないかとハラハラした、NHK「連想ゲーム」で「わんわんコーナー」が好きだった樋口です。 
 長時間にわたりテレビ観戦してたものだからお気に入りの解説者までできました。カーリング女子の石崎琴美さんは、ちょっとハスキーな声がとても魅力的で「ナイスショット!」と言われると自分が褒められた気になったし、スノーボード中井孝治さんの「かっこいいですね」という表現には新時代のスポーツ解説を感じました。また、アイスホッケーの若林クリスさんが往年の名プレイヤー、メル・若林の息子さんだと知り、思わず胸が熱くなりました。
 それにしても素晴らしい!羽生結弦選手の2連覇をはじめ日本選手の活躍は目覚ましく、メダル獲得数が冬季オリンピック史上過去最高となりました。先月このコラムで紹介した南魚沼市出身の2選手も精一杯のプレーで、連日大雪との格闘でナンギする当地の人たちに大いなる夢と感動を与えてくれました。雪国の強みを生かして。彼女たちに続くオリンピアンが育つことを心から望んでいます。
 オリンピックの余韻にいつまでも浸っていたいんですがここで残念なご案内をしなければなりません。2012年12月から5年以上にわたり、地域の小中学生のナマの声をお届けしてきたFMゆきぐにの番組「スタジオ・ホームルーム」が諸般の事情により今月の放送を以て終了となります。毎月1回、子どもたちとのおしゃべりを楽しみにしていた私にとっても実に残念です。3月18日㈰の正午から、有終の美を飾るべく楽しい番組をお送りします。是非お聴きください。
 

 



風間浩一(かざま こういち):1954 年生まれ、南魚沼市欠之上。(一社)新潟県子ども会育成連合会理事、指導研修部会で星空観察を担当


星でも見ようか-6月15日号

 前回に続き火星大接近のお話です。こういうときに話題になるのは、なんと言っても火星の模様。「運河に見えるから、作った火星人がいる」なんて話を知っている人は私とほぼ同じ世代の人たちでしょうか?
 近年は精密な観測もあって、火星の極には氷が在るとか、増減状態も気になるようです。大接近の頃は南半球が夏なので、南極の氷は小さくなっていると思います。そういえば火星探査ローバー、キュリオシティのニュースもとんと聞かなくなりましたね。
 さて話は変わって、私はこの火星大接近より気になる天文現象があります。7月28日に起こる今年2回目の皆既月食。時間帯が悪くて、新潟県では食が始まってすべて隠れきらずに月没。
 近くには最大接近の火星が在るのでカメラを向けてみるのも悪くないかもしれません。

六日町駅から見える月食中の月と火星の位置(28日04:00)AstroArtsステラナビゲーターによるシミュレーション



 

星でも見ようか-5月15日号

  この夏に「火星が地球に大接近」します。
 たぶんマスコミは「その日でなければ火星なんか見えないんだ」くらいの勢いで話をするんだろうなぁ。さて、間際になってこの話題を出していたのではマスコミと一緒になってしまうので、ここは早いうちから準備をしておこうと思います。
 まず大接近(最接近)は
1)いつ起こる?
 2018/7/31の18時30分です。が、その前後一か月くらいは全然OKで観えます。
2)どこに見える?
 当日の20時(夕方8時)頃なら南東方向から昇ってきたところですが、そんなものより西には金星が沈もうとしているし、南西には木星が、南南東には土星が…金星はマイナス4等級、一番暗い土星でも0.1等級、うーん、なんとゴージャスな星空だ。
3)どうやって見る?
 99.2%(?)くらいの人はマスコミに踊らされて「高倍率の望遠鏡で観たい}のでしょうが、20倍位の望遠鏡で十分。なんてったって視直径が24秒もある。ただし三脚固定は必須事項。
どーしても望遠鏡で観たいという人は連絡をください。観望会を企画します。募集人数最大6名まで。

最接近1日前の惑星位置関係(=4DシミュレーターMITAKAより)


4月15日号

 今年も参加させてもらいました「星空案内人シンポジウム」。開催地が兵庫県姫路市なので片道9時間はさすがに辛いしちょっと遠い。行くことを前提に色々と策を巡らせ大学生の娘に同行を依頼し、運転手もしてもらうことに。
 途中で事故渋滞に紛れ込み、1時間の遅れと思ったのも付かぬ間、なんと2日目の会場に飛び込み、結局会場には1時間半の遅刻。
 受付していた人は、昨年のシンポジウムでフェイスブック友達になった方。覚えていてくれました。友達になるきっかけでもあった娘を簡単に紹介し会場入り。やれやれ、午前の部が終わりさらに別のFB友達と合流し、娘を紹介すると、名古屋のおみやげをいただいちゃいました。仰々しい桐箱を開けてびっくり、「ねぇ、これって…」(笑)
 天文フリークは、贈り物にもすごいこだわりがありました。これは貰ったら忘れられないな。

戴いたチョコレートのおみやげ。左から地球・流星・星座。今度これを買いに出掛けてくるかな


3月15日号

カノープスはこんな感じで見えるはず、山が無ければね。


 3月も後半に入ると晴れていれば気温もぐっと上がり「春になったなぁ」などととぼけたセリフが口からでます。夜はまだまだ厳しいのですが。
 学生の頃から機会があれば観てみたい星にカノープスという星があります。りゅうこつ座の一等星で全天で2番目に明るい校正でもあります。位置は天の赤緯で−52・5°くらいなので北緯37度の南魚沼市から、計算上はぎりぎりで見えるはずです。今の時期なら20時ころに南中するのですが、周りが山だらけなので、無理っぽいです。
 会津若松生まれの国立天文台副台長渡辺教授もそう思っていたらしく、理論上の最北端地を探していたようですが、その過程で長野県の諏訪地方なら見えると言ったら長野高専の大西教授がそれをライフワークとして長野県中で撮影できるポイントを探し回っているようです。ひげだらけの風体の上がらないオヤジがカメラを担いで山の中をうろついていたらそれは教授かも知れないですね。


2月15日号

横軸は時間経過、縦軸には季節感を採るグラフを作ってみた。すると、立春は最も寒い事になるんですが勘違いでしょうか?
 うわー、2月だ!ネタがねぇよぉー(泣)で、おもむろにカレンダーに目を向けると「3日節分、4日立春」なんだ、あるじゃん!
 二十四節季の内、立の付く季語には高校時代に古典の先生とやり合った事があり忘れられません。事の起こりは「立春は暖かくなり始め、春めいてくる頃」と言ったので「いやいや、有る意味一番寒い時でしよ?」で衝突しました。文学的には先生に軍配ですが、私の理論は下のグラフで見たとおり、気配のスタート地点なのでマグニチュードはゼロでしょ?だって「立春」の前が、「大寒」一番寒いって言っているのにいきなり春めいたは無いでしょう?
 天文学的には立春は太陽黄緯315°、次は2月19日の雨水、太陽黄緯330°です。春分まであと約30日。

横軸は時間経過、縦軸には季節感を採るグラフを作ってみた。すると、立春は最も寒い事になるんですが勘違いでしょうか?


1月18日号

皆既月食シミュレーション。1月31日、21時30分ころのイメージ
 今月は満月が2回あるんです。しかも冠付きで。1回目は1月2日、2回目は1月31日。冠の1回目は「スーパームーン」今年一番大きく見えるそうですが、感覚的に分かる範囲では有りません。直径20㎜とすると2m位の所に置いたときの大きさで、小さいときでも15cm遠くに置いた程度です。
 2回目の冠は「皆既月食」年間イベントに紹介したとおりです。
 月食は20時30分くらいから24時くらいまでの時間の長い天文ショーなので、お茶でも飲みながら南向きの窓からででも眺めてみてはいかがでしょうか?ただし今の時期の月は高度が天頂近くを通るので、窓から乗り出さないと見えないかもしれませんが。双眼鏡で観るのはお勧めです。ちなみに、南魚沼地方では「満月の月夜周り」といって、冬でも満月の日は晴れることが多いので、観ることができるかも。

皆既月食シミュレーション。1月31日、21時30分ころのイメージ


2018年新年号

 あけましておめでとうございます、本年もこだわりオヤジの独り言にお付き合いください。
さて、年末になると次の1年間にどんな現象が起こるのか気になり調べ始めます。今ならインターネットのサイトで簡単に調べられるのでしょうが、私の学生時代はそんなものは有りませんから当然ながら書物からです。代表格は国立天文台編の「理科年表」です。これは天文現象のみならず、科学全般の情報・資料が網羅されています。たとえば原子番号113番のニホニウムは2017年版には載っていませんが2018年版には載っているはずです。もう一つは「天文年鑑」=写真=、2018年版は創刊70年とのこと。
 さて気になる天文現象は、1月と7月の皆既月食。7月末には火星が大接近し、8月と12月の流星群は条件が良さそうです。
 間近になればテレビなどのニュース番組で「今日は全国で皆既月食が見られます。」などとアナウンスするはずです。

天文年鑑2018年版。高校生の頃、この表からレンズを設計して、先生に確認してもらおうとしたら「そんなもん計算してないで勉強しろ!」物理も赤点でした(笑)


2017年12月7日号

 星でも見ようかと言っていながら、星の話をしばらくしなかったので、今回は星空の話に戻します。
 このコラムが載るのは12月初旬号のはずなので、6日20時頃の空を見てみましょう。
 東の地平線からはオリオン座がすっかり姿を現しているはずです。そのまま天頂方向に視線を向けると牡牛座が有るのですが、牛の肩にあのスバルが賑やかに見えるはずです。この牡牛座の形でイメージしてしまうのは、鉄腕アトム、史上最強のロボット編に出てくるプルートなんですが、私だけでしょう(笑)。 そして天頂にはアンドロメダ座の中心部、あのM31アンドロメダ大星雲がぼんやりと見えるはずです。
 今年の冬至は12月22日。あと2週間後ですので、夕方6時にはすっかり暗くなっていることでしょう。もっとも4日は満月なんですけどね。

12月6日・20時頃の星座位置。夏の星座から冬の星座まで見ることができ、一番にぎやかな時間帯かもしれない。


2017年11月16日号

前回は大型観測施設の望遠鏡を紹介しましたが、「じゃ、あんたの持ち物は?」ということで、普段(相当時間にムラは有りますが)使っている機材を紹介します=写真=。
①三脚=カメラ用大型三脚、50㎏くらい載せられます。
②カメラ=デジタル一眼レフ、いおすきすX4+18-50mmレンズ
③望遠鏡=フィールドスコープ X8-30mm(メイン)X60-80mm(サブ)
④PCまたはスマートフォン=星の方向をザックリと把握するのに使います。
 えーっと、これだけです。なんか普段偉そうなことを書いているので、遠くから石でも飛んで来そうですが、目的が絞れてくればそんな大層な道具は必要ないものです。必要なのは時間とやる気でしょうか。(例)鉄道ファン(鉄っちゃん)参照(笑)

2017年11月2日号

 「星を観る」といったら「天体望遠鏡」と言うくらいに、イメージの中ではひとくくりですし、メーカーにどんな所が在るか、最近私が大型施設で見かけた望遠鏡のメーカーをいくつかあげてみます。
・日本大学八海山セミナーハウス…西村製作所・高橋製作所・ビクセン
・上越清里星のふるさと館    …西村製作所
・南魚沼市立塩沢小学校    …アストロ光学
・臼田スタードーム…三鷹光機・五島光学
 ビクセン・五島光学あたりは、結構メジャーなので社名を見かけた方もいるのではないでしょうか?しかし、西村製作所・三鷹光機になると「なにそれ?」となるのではないでしょうか。この業界ではほぼ標準品ですが。
 ちなみに五島光学は個人用からは撤退していますし、アストロ光学、ペンタックスは望遠鏡事業からはほぼ撤退しています。

左から、臼田スタードーム(A)、日大セミナーハウス(A)、(右上)星のふるさと館、(右下)日大セミナーハウス。どういう訳かドームはアストロ光学製が多い。


2017年10月19日

 星の話と言えば、ギリシャ神話と星座。
 どの国の神話も始まりは「宇宙創造」ですが、ギリシャ神話も多分に漏れず似たようなものでした。
 まずカオスという、混沌とした無限の空間に大地(ガイア)と闇(エレボス)が生まれ、その次に愛(エロス)が、そして昼と夜その遙か天上にアイテールが生まれます。
 ガイアから、天空(ウラノス)と大洋(ポントス)………と、さわりを読み進めたところで、各々の相関関係がこんがらかってきてしまい、さらに読み進むと、いろいろな神様の身体の一部から、ぞろぞろと神様が生まれてくるのです。もう、誰がどこから生まれて、誰と関係を持って、どんな神様ができたのか把握が困難となり、私は本を投げ出すのでありました。
 わたしは、星は眺めているだけでいいです。

フラムスチード天球図譜から、オリオン座と牡牛座。この図譜は天文少年には憧れの星図絵であった。


2017年10月5日号

 このコラムを書くに当たり思いつくままに書きなぐっているわけですが、それでもまるっきり嘘を書くわけにもいかないところが辛いところです。
 思い込みというやつは結構あって、天の川の写真を提供していただいた、はやしあつし氏と「こと座のリング、M52はやっぱ望遠鏡向けるでしょ?」「えっ?M57じゃなくて?」調べてみたら確かにM57。何年、そう思い込んでいたんだろう?
 たいていは、手持ちの書籍のどこかに書いてあったことを思い出しながら、自分の経験とからめて書いています。「確かあの本だったような…」確認のために埃だらけの本棚をひっくり返します……後の掃除のことなど考えずに。
 最後の手段は、私より少し蔵書数の多い図書館へ行く。または専門図書の多い一流書店で立ち読みですが、悲しいかな書店には古い本はなかなか置いてありません。

南魚沼市立駅前図書館「本の杜」自然科学・天文書コーナー


2017年9月21日号

 9月といえばお月様。去年話題になった呼び方に「スーパームーン」とか有りましたが、どのように呼ぼうと月は月。
 「見かけが大きいとか、小さいとか」目標物がなくて、月の見かけの大きさの違いを見分けられる人は、まず存在せん。
 初めて(天体)望遠鏡を手にして、それを向ける天体は間違いなく月ですね。
 月はなんといっても、目視で満ち欠けの変化を認識できる大きさのため、誰でもその存在が気になります。
 さらに望遠鏡で眺めると、月面の明暗部、昼夜境界部の地形の複雑さなど、見ていて飽きません。
 今年の、中秋の名月は10月4日ですが、スーパームーンではありません。

月の大きさを認識できるのは、地物と比較して見たときだ。欠けていてこそ月なのかもしれない。


2017年9月7日号

 9月初め、20時頃になると、北東の方向に秋の星座を代表する「ペガスス座」「アンドロメダ座」がもう昇ってきています。
 星座の形はさて置き、「アンドロメダ座」といえば大星雲(M31)。観測地の周りで邪魔する明かりが無く、星雲の位置が分かっていれば、肉眼でうっすらと確認できます。双眼鏡を向ければ、明らかに「何かある!」と分かります。
「あんなものは見えるわけがない。」と思っていませんでしたか?天の川と一緒で、慣れるとすぐに判るようになりますし、我家の玄関先からでも見えます。
 あっ、満月は今年は9月6日。この号が出る頃は月明かりで、探すのはかなり難しいかもしれないですね。

秋の四辺形とカシオペヤ座は、周りが少しくらい明るくても分かります。それを目印に星を追っていくと分かります。


2017年8月24日

 「雨が降っていて星なんか見えないんですけど。」 ひとりで準備しているのであれば「明日にしよっと」で済みますが、人を集めたときにはそうも行きません。こういうときにはプラネタリウム。
 解説員のゆったりした話し方。良いです。いつでも満天の星空です。素敵なのですが、寝てしまいます(笑)。
 新潟県にあるプラネタリウム
①新潟県立自然科学館(新潟市)、②長岡市青少年文化センター(長岡市)、③ドーム中里きらら(十日町市)、④堀之内公民館(魚沼市)、⑤柏崎市立博物館(柏崎市)、⑥村上市教育情報センター(村上市)、⑦星のふるさと館(上越市)
時間があったら、行ってみませんか?

「佐久市子ども未来館(長野県)」の星空投影機(=平成29年3月入れ替え前週に撮影)


2017年8月3日号

 夏が来れば思い出す、「カンパネルラとジョバンニはどこへ向かったのだろう?」と。
 宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」では、まさしく夏の星座の中を旅しています。銀河ステーションを出発して白鳥区の最後のアルビレオ観測所を通過しながら見ています。
 アルビレオははくちょう座の、オレンジと青白い色の二重星です。賢治は「トパーズとサファイア」と書いています。アルビレオの名前からして、某スポーツチームカラーの配色はとなっているわけです。
 童話の中ではこの辺で車掌に万能通行書を見せて、ざわついた事態が収拾し、鷲の停車場へと向かうのでした。

撮影:名古屋市在住、はやしあつし氏


2017年7月20日号

 夏休み真っ最中。そろっと話題になる「ペルセウス座流星群」。8月13日の4時頃がピークです。(=マスコミ発表?)
 正直のところ、記録を取りながらの観測でないと、群か散在か分かりません。なぜなら、散在でも10〜20個/時、ペルセ群でも40個/時くらい、それも全方向。
 丑三つ時に、1時間以上真上を眺めながら、ジッとしているのは相当つらいものです。
 今年のピーク予測時は、南の高い空にはお月様。東の空はうっすらと日の出の準備。
 予報の一部がマスコミ報道されると、その時刻に合わせて一斉に天を仰ぐ。予報は7月20日くらい〜8月20日くらいまで時間に幅があります。条件の良いときに、デッキチェアでも持ち出して、一杯やりながら眺めるのも良いもんです。

ペルセウス座流星群シミュレーション(3時〜1時間、出現倍率5倍)


2017年7月6日号

 天文雑誌をぱらぱらと眺めていたら、「アメリカ日食ツァー」の文字。
 忘れていた。今年は日本でほとんど観ることができないので、関係ないと思っていたが、地球規模では日食が2回、月食が2回起きる(らしい)。
 話題になっているのは、8月22日(日本時間)にアメリカ大陸を横断する。影の中心部で3分弱の皆既日食。
 ちなみに南魚沼市で観ることができる直近の日食は2019年1月6日に起こる部分食。

日食時の月の影。4次元デジタル宇宙ビューワー"Mitaka"(ミタカ:国立天文台製)を使用


2017年6月22日

 今年3月にあるシンポジウムがありました。
 なんだかよくわからなかったのですが、シンポジウムの名前に惹かれ、参加申し込みに「ポチっと」。名称は「星空案内人資格認定制度シンポジウム」。
 会場に到着してみて「唖然!!」日本中から天文バカが集結していました。見てくれは失礼ながらその辺のおっさん、おばさんでしたが、大学教授、天文台長、博物館長、「JAXAにいます」とか、肩書は一般人から見れば超大物。
 彼らと知り合いになれたことは嬉しい反面、来年3月のシンポジウム参加は「どうしよう?」ですが。

シンポジウム参加者記念撮影。この後、交流懇親会という名の大宴会が…。


2017年6月8日号

 時期としたら、梅雨に入ろうかという頃なので、なかなか星も見えませんが、晴れていればそろっと夏の星座が顔を出し始めます。
 夏の星座の代表といえば東の方に、こと座、わし座、はくちょう座。南の方にはさそり座が見えています。南西の方向にはしし座がまだいます。
 夜空に向けてシャッターを切ると、肉眼で見ている星空とは全く違って写ります。
 21日は夏至、太陽の位置が黄道上で90度。1年で昼間が一番長い日です。

昇ってくる夏の星座(こと・はくちょう・わし座) Canon EOS Kiss X4 ISO1600 f=18mm F=4.0 S=30sec


2017年5月25日号

 今の時期、日が永くなって、ようやく暗い星が見え出すのが8時ころ。形のわかりやすい星座を少し追ってみます。
 北の方角には、北斗七星が年間で最も高い位置に見えています。見上げたまま後ろ(南)を向くと、そこにはしし座があります。形がイメージできればすぐに見つかると思います。
 そこから左下方に視線を移すと1等星と木星が見えます。1等星はスピカというおとめ座の星。木星はマイナス2・3等と明るくスピカが、かすんでしまうくらいです。
 ひしゃくの取っ手のカーブを伸ばし、うしかい座アルクトゥールスを通り、スピカにつなぐと春の大曲線。
 東の地平には夏の星座が見え始めます。

春の星座


2017年4月20日号

 ちょっと帰宅が遅くなったときに、視界のはじのほうでチラチラするので、気になって視線を振るとそこに星が。「あぁ、今日は星が出ていたんだ。」と。そんな事がありません?
 私はその星が気になりました。人から教えてもらったり、本をひっくり返して調べてみたり。たいていは、明星といわれる金星か木星。それから目立つ1等星。
 明るい星をつないで星座の形がザックリと判ると、隣の星座が気になりだしますよ。
 そうやって行くうちに、好きな星座ができてきます。ちなみに私は「からす座」と「いるか座」なんです。明るい星がないくせに周りに目立つ星が少なく、探しやすいからなんですけどね。

からす座

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